Each Tempo

―それぞれのテンポで

はじめまして。 ジキと申します。

関東でバックオフィサーとして働く、3度の飯よりサウナが好きな永遠の37歳(サウナー)です。仕事も遊びもペース配分重視の省エネ脱力系です。機能不全気味な家庭に育ち、30代を前に一家全員が何らかの形で神経発達症(発達障害)である事が判明しました。自分は診断が降りる程ではない、いわゆるグレーゾーンです。

2015年頃に毒親という言葉がブームになりましたね。今では毒親は神経発達症であるという考察をよく見かけるようになりました。一時期は、生きづらさから毒親という切り口で解決策を探していた時期がありました。今では、すっかり毒素が抜け、自分の人生を歩み出してから10年近く経過します。

ブログを始めたのは……

①実家を見つめ直そうと思った
②自分の生い立ちを聞いた人が読者になってくれると言ってくれた
③休職した際に赤の他人のブログに救われた
④社会的マイノリティな方々との接点が増えてきた
⑤この夏はなんかイケそうな気がする

いくつか理由があるのですが、きっかけが重なり、なんとなく背中を押されたような気がして、勢いで始めてみました。

このブログでは、背後に毒親や神経発達症の事を意識しつつも、ネガティブで否定的な印象を持ってしまう気がするので、「毒親」という言葉を使わないようにしたいと思います。かわりに、精神科医Tommy氏の造語「雛人間」がしっくりきたので、自分で飛ぶことができず、誰かに餌を与えてもらわないと生きていけない人のことを「雛さま」と表現しようと思います。

思えば、半生はこの雛さまのために時間を費やしていました。不思議なことに、実家から離れても次から次へと別の雛さまが現れるんですよね……。20代後半で生きづらさに気づき、周囲の協力のおかげで経験を積んだことにより、自分の意思で歩けるようになりました。20代は苦悩の連続でしたが、今では毒も抜けて年相応になってきたように思います。

このブログは、巷でよく言われる「親との対決」や「親を捨てる」といった方法論とは違ったアプローチで親との関係や家族の在り方を考えたいと思っています。何故なら、自分にはエネルギーがないからです(笑)。毒親を含む雛さまって、何故あんなにも満たされないんでしょうね。餌を運んでも運んでもキリがない。餌を運ばなくなったら、別の人から餌をもらおうとするので、ある意味とてもタフです。……気づいてしまいました。雛さまは自分よりずっとタフであると(笑)。エネルギーのない自分はとても釣り合わないので、お求めの餌はこちらにはお取り扱いがございませんと、閉店の札を出すのが省エネ脱力系の回避術です。

親には親の、自分には自分の生きるテンポがあります。親にも、まわりにも、社会にも、必要以上にテンポを合わせる必要はないはずです。……とはいっても、乱されて悩んでしまうものですよね。そもそも、若いうちは相手のテンポも自分のテンポも掴めなかったり、年をとってからも環境が変わればテンポが乱れてしまうことがありそうです。人生もサウナもその時々に合わせたちょうどよいテンポでいきたいものですね。

2023年の夏は、自分のテンポを見直すためにブログに綴ってみたいと思います。実家の事を見つめ直し、実家に対するスタンスをととのえる事をまずは目標にしたいと思います。テンポが合いそうだな、と思っていただけた方がいらっしゃれば、ゆるやかな交流ができると嬉しいです。

締めくくりに、自分がととのう条件をご紹介です。

 サウナ室:90~95℃……6min
 水風呂 :17℃ …………1min
 外気浴 :風あり ………9min

超軟水の水風呂を知ったら……もう戻れない。

プロフィール
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